| 日付 | 記事分類 | タイトル |
| 2012-01-26 | 活動報告 | 第5回「教育の国際化講演会」終了のお知らせ |
| 2011-11-22 | ニュース | 第5回「教育の国際化講演会」開催のお知らせ |
| 2011-10-07 | 関連資料の公開 | 携帯電話からの閲覧・投稿操作マニュアル |
| 2011-10-07 | 関連資料の公開 | 動画投稿の操作マニュアル |
| 2011-05-09 | 関連資料の公開 | 平成22年度成果報告書 |
| フォーラム名 | 投稿タイトル | 件数 |
| サウスカロライナ大学(University of South Carolina) サウスカロライナ大学特定ユーザ専用 | [2012-02-03] サウスカロライナ大学で日本語を勉強する人たちのブログ | 46 |
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第5回教育の国際化講演会 ~関大卒業生が語る~
ICTを活用した教育の国際化プログラム
●概要
本取組は、本学が実績を有するICTによる教育手法(e-Learning)を活用し、留学前と留学後の研修も包含しつつ、関大の学是「学の実化(学理と実際との調和)」を具現する3つの活動、すなわち「学習活動」、「コミュニケーション活動」、「フィールドワーク」から構成される総合的な留学支援プログラムを提案し実践を行うものです。
■これまでの問題点―「失敗に学ぶ」
関西大学では交流提携校との間で、学生の派遣留学や短期語学研修を続けていますが、交流停止となった大学もあります。一つの理由として、留学に対する本学学生のレディネスが十分でないために、先方が求める学生像に合致せず、結果として互恵関係が保てなかったことが考えられます。レディネス欠如は単に言語運用能力を指すのではなく、それも含む日本人としてのアイデンティティに直結する教養や思考力の不足に起因しています。
■取組の目的
互恵関係に基づく国際化を継続的に推進するには、単に外国語運用能力の習得を目指し、欧米先進諸国の文化を漫然と受入れるのではなく、まずはみずからの拠り所となる言語や文化に対する理解を深め、鋭い洞察力を頼りに、批判的かつ理性的に物事を考え行動(考動)できる学生を育てることが先決です。本取組は、そのような人材を育成しつつ、グローバルな視点からの評価にも耐えうる教育を提供することを主目的とします。この試みは、ひいては、日本の国益も視野に入れた国際競争力の向上につながると信じています。
■方法
まず「国際化推進リエゾン」を立ち上げ、次の3つの活動(と仕組み)を統括します。
① 「日本の「知」」アーカイブ(学習活動):コミュニケーションを表層的な言語活動に終わらせないためには、日本人の思考の基盤であり、異質なものを見る物差しとなる日本文化(科学技術を含む)を熟知する必要があります。そのために、日本文化に関係する情報を学習用にデジタル化・モジュール化し、様々な形で利用できる学習データベース(「日本の「知」アーカイブ」と呼ぶ)を構築します。
② 学習コミュニティの形成(コミュニケーション活動):自己の殻の中に閉じこもるのではなく、相手とのコミュニケーション活動を通してはじめて、考動する習慣が身につきます。学習活動で身につけた知識を共有したり、互いに意見をぶつけ合う場として、現実および仮想のコミュニティを用意し、コミュニケーション能力を錬磨します。
③ フィールドワークの実践(フィールドワーク):学習活動やコミュニケーション活動を通じて、とりわけ留学前に身につけた知識や経験を、留学先での体験と有機的に関連づけるために、現地でのフィールドワークを課し、考動を実践します。
■意義
上記活動を通して、①多様な文化を意識しつつ、日本文化へ注ぐまなざしが強化され(学習活動)、②欧米先進国から一方的に受容する姿勢を、日本人から見た価値観・思考法をアピールする態度へと転換し(コミュニケーション活動)、③受動的な「学び」から脱却し、的確な判断力をもって考動することの重要性が認識されます(フィールドワーク)。
●採択結果
本取組は、e-ラーニングを活用した総合的な留学支援プログラムで、日本の「知」アーカイブ、学習コミュニティの形成、フィールドワークの実践という3つの活動からなり、目的意識と手法が明確に示されている点が高く評価できる。
特に、学生の派遣留学に当たり、自らの拠り所となる言語や文化に対する理解を深め、批判的かつ理性的に物事を考え行動する姿勢を修得させる点に大きな意義を見いだせる。また、大学が国際化に不可欠なポイントを適確に掴んでおり、学生教育の目標がはっきりしていること、さらに教育国際化推進リエゾンによる、学生の留学前、留学時、留学後の時間軸に沿った活動の一元的な支援は高く評価できる。
ただし、学生の評価システムが十分とは言えず、また日本文化をどのように教えるのかが明確でない等の問題点も見受けられる。取組実施に当たっては、これらの点に対応しつつ、着実に成果を上げることを期待する。
取組の詳細